目次
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1. はじめに:FXでは、曜日によって値動きの傾向が変わる?
FXでは、曜日によって値動きの傾向が変わると言われています。
たとえば週初めの月曜日は取引が少なく値動きが落ち着きやすく、週末前の金曜日はトレンドが出やすいようです。
そこで今回は、曜日ごとにトレンドが出やすいかどうかを統計的に分析しました。
2. データの分類
今回の分析では、次のデータを使いました。
データ
- 期間 10年間(2014年1月1日から2024年12月31日)
- 通貨ペア ドル円
- 時間足 1時間
- ヒストリカルデータ Tick Data Suite(TDS)
データの分類
1時間足の終値の変化で、一つ前の時間足との価格の比較で次の3つに分類しました。
- UP(上昇)
- DOWN(下降)
- FLAT(ほぼ変わらない)
一つ前の時間の価格のUP、DOWN、FLATの比率
10年間(2014年1月1日から2024年12月31日)のデータでUP、DOWN、FLATの比率を算出したところ、以下のようになりました。
UP、DOWN、FLATの比率はほぼ均等になりました。

上昇、下降トレンド
UP、DOWN、FLATが連続しているケースの頻度について分析しました。
以下のグラフは、UP、DOWN、FLATの連続数を横軸、件数を縦軸にしたヒストグラムです。

※分析結果は、投資判断に使わないでください
5本以上連続するケースはかなり少ないことが分かります。
そこで統計分析を単純化するために
UPまたはDOWNが5本以上連続する場合はトレンドが出ている可能性が高い
と便宜的に定義しました。
3. 分析方法
分析の手順は以下の通りです:
- 連続カウント: 「UP」「DOWN」が連続して5本以上続く箇所を数えます。
- 曜日ごと集計: その件数を曜日別にまとめます。
- 統計検定(カイ二乗検定): 曜日ごとに件数が偶然の範囲か、偏りがあるかをチェックします。
- グラフ化: 曜日ごとの件数を棒グラフにして視覚的にわかりやすく表示します。
4. 分析結果
曜日ごとの「5本以上連続UP/DOWN」の件数は次の通りです。
曜日 件数 月曜日 45 火曜日 56 水曜日 56 木曜日 63 金曜日 75 土曜日 10(朝、市場が閉まるため参考値) 棒グラフで見ると、金曜日や木曜日にトレンドが出やすく、月曜日や土曜日は少ないことが直感的に理解できます。

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図1:曜日別のトレンド発生件数(5本以上連続UP/DOWN)
カイ二乗検定という統計の方法を使ったところ、p値が 2.303e-09(ほぼ0に近い値)になりました。この“p値”が小さいほど『たまたまそうなったのではない』と判断できます。
つまり、曜日ごとのトレンド発生回数の違いは偶然ではなく、実際に偏りがある可能性が高い、という結果になりました。
この結果からわかること:
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- 金曜日・木曜日: トレンドが出やすい
- 月曜日: 連続UP/DOWNが少なく、値動きが落ち着きやすい
- 土曜日: 取引が少なく、件数が少ない
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この分析は過去のデータに基づいた統計です。未来の値動きを完全に予測できるわけではありませんが、曜日ごとの傾向を理解することでトレード戦略の参考になります。
5. まとめ
FXの時間足データを使って、5本以上連続UP/DOWNの曜日別傾向を分析しました。
結果、曜日によってトレンドが出やすさが異なることが統計的に示されました。
⚠ 月曜日:落ち着きやすい
