投資トレードを題材にした日本映画は意外と少ない。
そんな中で制作されたのが映画『I am a Trader』だ。
主人公・宮田勝(30歳)は高卒・ゲーム好きという一見平凡な男。
だが、24歳のときに株式取引で2億円の資産を築いたがさらなる利益を求めてFXに手を出した宮田は、東日本大震災の暴落相場で全財産を失い、2,000万円の借金を背負う。
現在の借金は1,000万円。
流通会社で働きながら借金を返済している。
トレードは数千円で動かしているのみである。
そんな中、支えてくれている恋人・カスミ(看護師)は、宮田に内緒で大手投資ファンド「A&A」に応募してしまう。
ファンドの採用はとても変わっていた。
1000万円の仮想資金を使い、3人1組で実際のトレードを行い、その収益を競う。
優勝した1チームの3人だけが採用されるという、トレーダー同士のサバイバル競争だ。
ただし、他の参加者は一流大学出身ばかり。
ハーバード大学、東京大学など学歴だけでも宮田とは世界が違う。
しかも宮田はスーツを持っていないため、唯一の私服姿で参加。
周囲の参加者から「底辺」「場違い」と冷たい視線を浴びる。
どうせ採用されるはずはない。
宮田は、完全に負け犬だった。
そういう彼をチームメンバーは蔑んでいた。
恋人の同僚や姉からも、「そんな男、やめておきなよ」と突き放される。
そんな宮田に恋人・カスミが語りかける。
カスミは、宮田の特異な才能に気づいていた。
彼の中で何かが変わる瞬間だった。
『I am a Trader』は「金儲けの物語」ではなく、「人間の再生の物語」として描かれている。
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